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空間“論”について [architecture]


空間〈機能から様相へ〉 (岩波現代文庫 学術 190)

空間〈機能から様相へ〉 (岩波現代文庫 学術 190)

  • 作者: 原 広司
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 文庫


普通に難しかった…
空間を論理的に論じるのは当たり前に難しい。
難しいものを整合的に論じたら当たり前だが難しいものになる。
気付かされたことは多いけど、論の全体を理解するとなるとまだまだ。。
空間を論理立てたいというのは建築をやっていれば普通に抱く欲望だが、その達成への果てしなさに普通はあきらめる。
そして、比喩表現の曖昧だがイメージ換気力のある言葉のほうが勝手がよかったりする。
それに空間は論理で設計されるものでもないし、空間は概念的であり論理が届かないところに存在するものだ。
だから、空間を(論理的に)説明できなくても空間はつくれるし感じることができる。
それでも空間を記述しようとした著書がこの『空間〈機能から様相へ〉』であり、共有すべき経験と思考が難解だが共有できる。
現象学のアプローチだが多木浩二の『生きられた家』を読んだときもそんなことを考えた。
最近は詩的に私的な論理で空間が語られることが多い。
それが悪いわけではないが、無謀にも空間を整合的に記述しようとする態度は空間に対しての真摯な姿勢だと思う。
それでもやっぱり自分はここまでストイックに思考できないし教養も不足してるから結局あきらちゃうんだよね(笑)
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